喫茶と読書 ひとつぶ

20210201

こんばんは。緊急事態宣言は延期となるようですね。時短要請の方はどうなるのでしょう。

さて、2月に入りました。あしたは定休日ですが明けて水曜日から、新メニューやるつもりです。今から試作をまたしてみようと思っています。ホットチョコレートは決定です。

今日は『ブルシット・ジョブ』を読んでいました。もう少しで終わってしまう。最後の方、とても面白いです。ベーシックインカムに言及しています。興味があります。確かに、ブルシット・ジョブがなぜ生まれたか。それは何かを作るというような基本的な労働がの必要性が少なくなったため。その空いた時間を埋めるために出現したのがブルシット・ジョブ。そしてそれが人の精神状態を悪くするものだとしたら。そう辿っていくと、ベーシックインカムの話にいってもおかしくないですね。とても面白い。

著者のデヴィッド・グレーバーさんは、去年の秋に亡くなりました。ちょうどこの本を娘と共同で買った直後でした。娘は買ってすぐに読み始めていて、私はぐずぐずしていたので今頃です。この人の書いた本を他にも読みたいと思って、検索してみました。この間本屋さんでもみたのですが、『負債論』というとても分厚い著作、その他に3冊くらいあるようです。もう絶版になっているものもあるようですね。『負債論』はちょっと読める自信がないかも。『アナーキスト人類学のための新章』。これは197ページ。アナーキスト、という言葉にとても惹かれるので、次はこちらに挑戦してみようかと思います。亡くなった時の追悼文をいくつか読みましたが、とても残念な死だなと思いました。今のこのコロナの時代を、どう読み解いたか、知りたかったです。そして、同時代のこのような偉大な人を知ることができたのは、とてもよかったなと思います。一緒に本を買ってくれた娘にも大感謝です。

それではそろそろ試作にかかります。カップを家に忘れてきてしまったんですよね。ばかだなあ。

本日もご来店いただいた皆様、ありがとうございました。そう、この間ちょっと書いたのですが、お客様で朗読で本を聞いた、新しい読書体験だった、と教えてくださった方がいました。一時期、俳優さんが朗読をした日本の純文学シリーズみたいなものが、話題になったことがありました。だいぶ昔ですが。そんなイメージだったのですが、かなり新しいアメリカ文学の作品で、びっくりしました。なんと14時間だそうです。でも、とても面白い作品ですということだったのですが、今日も来てくださり、後日談で、あんまり面白いので、結局本も買ってしまったとのことでした。『ザリガニたちの鳴くところ』という小説です。私も本屋で見かけてちょっと気になっていた本でした。活字好きな人は、やっぱり本を買ってしまうのでしょうか。でも、いつか機会があったら、耳で聞く読書、私も体験してみたいと思いました。活字で読むよりも、情景を目に浮かべそうな気がします。でも、聞くそばから忘れてしまいそう。

そしていつも来てくださるお客様、初めてご来店のお客様も、どうもありがとうございました。明日は定休日です。新メニューのこともあるので、それ関連でまた動きます。来週はひとつぶなしの休日にするつもりです!なので今週は2週分やっておかないと。

それでは今週も皆様ありがとうございました。このブログも、読んでます、と言ってくださる方も多くて、嬉しいけど恥ずかしい、みたいな感じです。もっとカッコよく書きたいですが、そんなことすると続かないのでごめんなさい。それではブログはまた明日。おやすみなさい。