喫茶と読書 ひとつぶ

20210113

緊急事態宣言以来、やっぱりお客さんが少ない気がする。特に週末は顕著だった。だから、ちょっとふてくされていたかもしれない!そんな1日でした。早い時間にポツリポツリとお客様がいらして、ふっとお客さんがいない時間がきた。今日はこれでもうお終いかもしれない、いやお終いだ。そんなふうに思ってしまって、そうしたらグダグダになってしまった。洗い物をせずに、携帯見たり、本を読んだり。するとしばらくして、お客さんが。そしてまた、そしてまた。キッチンが荒れていたので、オペレーションにまごついてしまった。それでお客様にご迷惑をかけたというわけではないのだけれど、自分の問題。いけない。自分を甘やかしてしまっている、と思った。

こんなふうだと、またお客様が戻ってきてくれた時に、対応できない体になってしまう。大袈裟かも知れないけれど、そういうことってあると思う。年始もすごく不安だった。でも、体がすぐに思い出して、対応できた。年末年始はたった5日くらい。今回はお店は開けているし、お客様の対応を全然していないわけではないけれど、1ヶ月は続くのだ。そういうことに意識的になっていた方がいいなと、感じました。

そして新メニュー、今試作しています。まだちょっとうまくいっていない感じです。試食しながら思ったのですが、自分で味を想像しているんですよね。そして、食べて見て、ああ、違うなあと思う。昨日も家で作ったけれど、それよりは近づいた。でも、まだ違う。そこを詰めていく作業です。そこで思う。その、想像している味というのは、一体どこで作り上げたのだろう?前に食べたことのある味なのかな?それともちょっと違う気がする。だけど、何と無くだけど、この味なんだよね、というところを知っている。これって、どこからきているんだろう?本当に不思議。

思えば、レシピ本を読んでいる時って、想像してる。素材と、調味料と、調理方法、それを追いながら、最終的な味を想像している。想像できないものは、レシピがあっても、手が出しにくい気がする。ちょっと不思議です。

さて、本日ご来店いただいた皆様、ありがとうございました。今年初めての方もいて、嬉しかったです。ひとつぶ初めての方も。感謝です。そしていつもご来店くださっているお客様も、本当にありがとうございます。ストーブも今日も灯しました。可愛いです。明日灯油買いに行こう。それでは今日はこの辺で。また明日、お会いしましょう。おやすみなさい。