喫茶と読書 ひとつぶ

20200913

静かな日曜日でした。静かすぎて心折れそうになりましたが、来てくださったお客様に感謝です。励ましていただきました。ありがとうございました。最近日が暮れるのも早くなりましたので、涼しくなるのは嬉しいけれど、窓の外が暗いと寂しい感じがしますね。

今日の午前中はとても体が軽く、ピーナッツバターを作り、あんこを炊きました。ピーナッツバターは先日のリベンジ。新しく豆を買い、フライパンではなく、オーブンでローストしました。渋皮も取らないやり方で、とてもうまくいきました。そこそこチャンキーです。美味しいです。トーストにこれと生クリームを付けていただくと、天国です。カロリー天国です。本当はメープルシロップも追加しちゃいたくなります。

涼しくなってきましたので、あんこも良いと思います。トーストもスコーンも合いますね。自分は本当に食いしん坊だなと思います。美味しく食べられることは幸せですね。

そんなことを思いつつ、結構前に買って読んでいなかった阿部和重さんの『グランド・フィナーレ』を読みました。表題作は読了。あと何編か短編が入っているようですが、それはこれから。表題作は面白くて、ずんずん読んでしまいました。主人公のことがどんどんわかっていく展開が巧みです。そして後半もこちらの想像力をうまく利用されている感じ。とても気持ちよかった。暗いモチーフを使いながら、沈んだ色調にならない、不思議な筆力だなと思いました。

今日も無事営業を終えられてよかったです。最初にちょっと暗いこと書いちゃいましたけど、元気です。秋なので、大丈夫です。また明日もよろしくお願いします。お休みなさい。