喫茶と読書 ひとつぶ

20200801

本日も無事営業を終えました。ありがとうございます。

今日からの新しいメニューも無事着地。メニューを新しく作り変えたりと、朝は大忙しでした。前より見やすくなったと思います。

さて、新しいメニューの中で、チーズとニブハニーのトーストについてもう少し説明したいです。

まずニブハニーとは?ニブというのはカカオニブのこと。チョコレートの原料となるカカオの胚乳を発酵させて割ったものとのこと。ポリフェノールが豊富に含まれていて、スーパーフードの一つです。カカオですが、もちろん砂糖などが含まれていないため、甘くありません。食べてみると、カリカリとした食感で、チョコレートの香ばしさがふわっと広がります。以前チョコレートドリンクにトッピングしてあるのを飲んだことがありますが、気がつくと、カカオニブのカリカリを探しながら飲んでいた覚えがあります。栄養価が高いので、美容効果や老化防止などの効果が期待できる反面、脂質が多いので、食べ過ぎには注意が必要とのことです。

そのカカオニブを、ハチミツに合わせたのがニブハニー。作っているのは柏のチョコレート屋さん『TribalCacao』さんです。TribalCacaoさんはBean to Barのチョコレート屋さん。カカオとお砂糖だけで作ったチョコレートは種類もたくさんあって、とても美味しいです。

以前こちらに伺った時に、ニブハニーを買いました。そして、ひとつぶを開店してすぐの頃に、ゴルゴンゾーラのトーストに蜂蜜をかけるけど、ニブハニーだったらどうなんだろう?と思って、前に買ったニブハニーをかけてみました。

これがものすごくおいしかったのです。なぜ開店前に思いつかなかったのかなと悔やみました。でも、シュレッドチーズ、ゴルゴンゾーラ、パン、ハチミツ、カカオと、あまりにも味の種類が多すぎるのでは?ということも感じました。盛り沢山すぎる?それでゴルゴンゾーラをのぞいて試してみました。すると、タンザニアのあの美味しさがない。するっと終わってしまう。考え直して、普通のハチミツでも充分美味しいから、ニブハニーは使わなくていい、と1回は決めました。

それでも、やっぱりゴルゴンゾーラ+ニブハニーは麻薬のようにおいしかった。諦められませんでした。そしてTribalCacaoさんにお話しに行きました。すると、ニブハニーにはもう1種類ありますよ、とのこと。私が持っていたのは、タンザニアのニブハニーでした。もう1種類はトリニダード・トバゴのニブハニー。その場で試食をさせてもらったのですが、トリニダード・トバゴのニブハニーの味が今ひとつピンとこない。やっぱりタンザニアかなと思い、お店を後にしました。

ひとつぶに戻って試食しても、やはりタンザニアの方が合う。でも、あれ?もしかして。そう、シュレッドチーズだけのトーストだとどうなんだろう。試してみました。するとまた不思議なことに、とても美味しい。2種類のチーズトーストできるんじゃない?という気になりました。チーズとニブハニーの組み合わせなのに、全く違う美味しさです。タンザニアの方は華やかで甘いデザートのようなトーストに。トリニダード・トバゴの方は渋みもあって、蜂蜜のくせも強くて、濃厚。今のひとつぶの実力だと、どちらか一つに絞りたい。決断しました。シュレッドチーズ+トリニダード・トバゴで。その後、黒胡椒をかけ、付け合せにピクルスを添えることで、ますます豪華な1品になりました。

いつかピクルスも自家製でできるといいなと思います。自分で何度か挑戦したんですが、美味しくできないんですね、今のところ。そしてこれも、いつかもう1種類のニブハニーのトーストもできるといいなあ。好きな人はゴルゴンゾーラのトーストは他の何とも変えがたいですものね。その日が来るまで、頑張りましょう!

長くなってしまった。新メニューのご紹介でした。ニブハニーの説明をするつもりが。それではまた明日。