喫茶と読書 ひとつぶ

20200607

本は重い。

蔵書家の2Fの床が抜けたとか、フローリングがたわんでいたとか、そりゃある。大きめのダンボールにぽいぽい詰めて、引越し屋さんに嫌な顔されたことある。重い。

家の人の手伝いもあって、なんとかほとんど運び終えました。ありがとう。3Fまで運ぶの辛かった。暑かった。重かった。

それから数時間かけて本をあっちの棚からこっちの棚へ。こっちの棚からあっちの棚へ。配置しました。詩から小説、海外小説、思想、アート、サブカル、建築、ビジネス、ファンタジー、オリエンタリズムと、たいへん幅広、極薄です。本を買っていた時期がだいぶ遡るので、痛んだり汚れたりしている本も結構あった。もう少し時間をかけて、1冊づつきれいにできるところはするつもりです。

私が一番本を頻繁に買っていたのはもう随分前のこと。それから引っ越しするときにだいぶ古本屋さんに売ってしまった。古本屋のお兄さんはその量にびっくりして、本当にいいんですか、後悔しますよ、と言ってくれたのだけど、あの時は大丈夫です、お願いしますって二束三文で売ってしまったのだよな。今思うと、あの本、この本、手元に残しておけばよかったというものがたくさん。この間ツイッターで見かけたけど、1年手に取らないものは処分しよう、というのがモノを整理する基本だけど本は違うよ、と。本当、その通り。後悔してます。

そして子育てなんかもあって、本をあまり買わない、買えない時期があって、古本ばっかり買っていた。ブックオフみたいなところで、100円コーナーで読み物。そういう本もたくさんある。どれも私にとっては大切なものである。子育てしているときに落ち込んでいて、友人が贈ってくれた本とか、音楽が命の糧だった時に買った雑誌だとか。本棚に歴史ありですね。

読みかけの本や読んでいないもの、忘れてしまったものもたくさん。これから私もひとつぶでちょっとづつ読めたらいいな。あ、それじゃまずいか。