喫茶と読書 ひとつぶ

20201020

よい休日でした。

昼から銀座で友人と待ち合わせてカレーを。PIVOというお店で。わたしはキーマで、友人はチキンを。とてもおいしかった。スパイスが深いのです。はじめはそんなに辛くないのですが、食べ進むうちにじんわり体があったまってきてうっすら汗をかくくらい。ああいう深さは煮込むことで生まれるのでしょうか。ひとつぶのカレー、もっと進化させたい。

そのあと森岡書店と、他にもギャラリーへ。お茶をして長々おしゃべりをして友人と別れ、下北沢へ。途中渋谷を経由しましたが、東急東横店が複雑に絡み合った渋谷駅が、妙に無機質な通路になってしまった感じ。駅としてなんとなく魅力なくなりましたね。

下北沢に到着して、あまり時間もなく、すぐにBONUS TRUCKへ。7時過ぎていたので、夜の雰囲気。B&Bで本を買い、omusubiさんを覗いてたまたま一人残っていらした殿塚さんにご挨拶を。閉まっている店もあったので、また再訪しようと思いながらfuzkueさんへ。

狭いとは聞いていましたが、本当にコンパクトな空間。でも、本を読むのに広大な空間は必要なく、むしろこじんまり篭れる感がすごい。色合いも目に優しく、初台よりモダンで明るいイメージでした。紅茶とサンドイッチをお願いして、しばらくすると開会宣言?早速『ノルゲ』を開きました。それからは至福の読書時間でした。静かな、穏やかな空間の中で水が流れるように本を読む。読む。2時間半はあっという間でした。飲み物食べ物、おいしかった。器も全て完璧でした。

もっともっとゆっくりしたいなと思ったのですが、電車の時間を調べると、結構いい時間。閉会宣言を聞いてすぐ帰途へ。一緒に時間を過ごした方に、よい時間を過ごさせてもらったお礼をして。その方は読み始めたところあったそうで、いまこのくらいですと、読んだところを見せてくださいました。『ノルゲ』の時間がまだまだあるのだなと、とても羨ましく思いながら、fuzkueさんを後にしました。よい時間をありがとうございました。そして美味しいものをごちそうさまでした。

読書会というものに参加したのは初めてでしたが、感想を言い合ったりするわけではないので、緊張もせず、とても楽しめました。この空間で同じ本を読んでいる人がいるのだなというのが、何か楽しい感じがしますね。あの中で読み終えられて、とても楽しかったです。次に臨む時には読み始めにしてみたいと思いました。

PIVOさん、fuzkueさんどちらも素晴らしいお店でした。いい休日でした。さて、これを書いているのは水曜日。今日からまたひとつぶも新しい週が始まります。よいお店にしていきます。ではまた夜に。