20251122
こんばんは!腰はだいぶ良くなってきました。冷やさないこと。これ大事ですね。
さて、このところバンバン読んでます。『プレイグラウンド』を2周。それから『赤い魚の夫婦』。これはメキシコのグアダルーペ・ネッテルさんという作家による短編集です。前から気になっていたのですが、この本の後2冊翻訳が出ているのに気がついて、それだけ出版社が力を入れているなら、と思い、読んでみることにしました。メキシコの方、ということで勝手に鄙びた漁港の話と想像していましたが、全く違いました。舞台はフランス、パリで、むしろおしゃれで都会的な作品でした!この作品集には5篇が収められていますが、どれも生物が登場します。魚の作品は面白かったけれど、この先読もうかな、どうしようかな、と迷いました。あまりに都会的だったので。でも、その後読み進めるうちに、止まらなくなって、一挙に読了しました。『菌類』という作品は特にすごくて、ハン・ガンをちょっとマイルドにした感じがしました。
そしてそのあとは『ロッコク・キッチン』。こちらも一挙に読みました。以前書名を見かけて、その時はZINだったと思うのですが、入手するに至りませんでした。ところが、また最近名前を聞くようになって、なんとドゥ・マゴ賞を受賞とのことです。凄いですね!ロッコクと言えば、柏松戸近辺の方にはお馴染みです。国道6号線。最初に書名を見たときに思ったのは自分の知っているロッコクでした。ところが、この本のロッコクは福島、原発の被災地を通っているところでした。原発事故の被災地をキッチンというキーワードで結んでいきます。食べることというのは、みんな毎日することだし、共通であって、すごく特殊。誰にでも温かく注がれる著者の眼差しがとても素敵です。こういう眼差しが自分には欠けている気がする。羨ましいです。
そして昨日から『百年の孤独』。確か買ったのは去年。昔読んだことがあるはずですが、全く記憶はない。いつか読もうと思って買いましたが、今この時なんじゃないかと。そして、本当にそうだったのかもしれません。ものすごく面白いです。この本をこんなに楽しく読める日が来るとは。
今年の夏くらいからなのか、ずっと小説について当たり続けています。読むものが全部良いチョイスですごく面白い。自分なりになんとなく関連もあるような気もしています。その今年の締めくくりが『百年の孤独』かなあと思っています。まだ早いかな。小説もう一つくらい読めるかな。『プレイグラウンド』を読んだ余波で、『オーバーストーリー』をもう一度読みたくなっているので、そっちにいくかもですね。
さて、それでは帰ります。明日は連休中日。多分本を読む時間はたくさんあるでしょう!がんばろう!それではおやすみなさい。また明日。