喫茶と読書 ひとつぶ

20241101

こんばんは。11月も無事に始まりました。今月はお休みも多いので、よろしくお願いします。

眠りにつく前にベッドの中で本を読みます。そして寝落ちする。それが私の毎日なのですが、最近はずっとワンピースだったり、宝石の国だったりと、漫画が多かったのです。でも、それもだいたい二巡くらい読んでしまいました。そこで、『20世紀の思想・文学・芸術』という本を持ち帰りました。というのも、開店前に30分くらい時間があることが多くて、その時間に本を読んでいました。この間からこの『20世紀の〜』を読んでいて、すごく面白いのです。そのままキッチンで読んでもいいのですが、その時は『テヘランでロリータを読む』を読んでいたりしたので、開店前だけ、という感じで毎日少しづつ読んでいました。この本は結構分厚くて、中も2段組のところもあって、かなり読みでがあるやつなのです。これなら面白いので家でも読めるだろうと思って持ち帰ったわけです。ところが、厚いので非常に読みづらく、また内容もなかなか難しかったりするので、すぐに眠くなってしまい、一日1ページくらいしか読めないのです。せっかくひとつぶでは面白く読んでいたのに。と思い、また今日持ってきました。そしてまた開店前に読んでいました。20世紀を時代の流れで追っていくもので、まだ第一次大戦のところです。この時代は、結構面白い時代で、最後の方でカフカとダダイズムが登場してきました。読んでいるうちに、どちらものことも大好きなので、夢中になってしまい、また、カフカも全部読まねば、という気持ちが高まってきました。池内先生のカフカの小説全集、ちゃんと集めないと。そして、ミシェル・カルージュの『独身者機械』、この新訳を買わねばなりません。高山宏先生の本は持っているのですが、それこそうつらうつらしてしまい、全く読めていないので、新訳で挑もうと思います。読むべき本は本当にまだまだたくさんありますね。

そして今日は、時間がある時に『石灰工場』を読んでいました。トーマス・ベルンハルトのもので、帯には「日本にベルンハルトを知らしめた伝説的長編、43年目に新訳」とあります。私はベルンハルトは読むのは初めてなので、とてもワクワクします。今はまだ4分の1くらいですかね。すごく奇妙な物語で、全て伝聞で書かれているのです。多分、これで最後までいくんだろうなと思います。訳するの大変そう。そして、すごく不条理な感じがプンプンします。展開が楽しみ。

さて、それでは帰ります。一応『20世紀の〜』持っていこうかな。次の章は革命についてなんですよね。読みたい。それではまた明日。あ、明日から三連休ですね。お手柔らかにお願いします。おやすみなさい。