喫茶と読書 ひとつぶ

20240920

もう9月も下旬に入りましたね。早いですね。9月が終わったら、今年も3ヶ月ですよ。恐ろしい。そしてそんな時期なのにまだこんなに暑いのが怖い。

さて、昨日は水曜日のことを書きましたが、火曜日は銀座エルメスでの内藤礼さんの『生まれておいで 生きておいで』を見てきました。トーハクでの展覧会は早い時期に見ていました。会期中にもう一度行こうと思っていました。できるならエルメスと同じ日に。と思っていたら、あまりに会期の重なりが少なくて、無理でした。なんと、トーハクは通常月曜休みですが、月曜日が祝日の場合は火曜がお休みになるのです。詰みました・・・。しかも、前売り券は完売。まあ早めに見ておいてよかったということでした。

なので、エルメスだけ行こう、ということで銀座へ。はやめについたのでsixの蔦屋へ。ここで、来年行こうと思っている、豊島の写真集を見つけました。行くからって写真集買ってどうする、という感じですが、気分は盛り上がるし、お店の案内などもあったので迷いはありません。豊島にはウミトタという皆川明さんがプロデュースしている宿泊施設があります。調べたけど、とてもお高かったので泊まれないですが、そのウミトタの関係の本だったようです。

そしてエルメスへ。前に表参道のヴィトンに行った時もソワソワしてしまいましたが、普段ハイブランドには無縁の生活なので、恥ずかしいですよね。でも、今回はエレベーターもお買い物の方達とは別なので、ちょっと安心。

エレベーターで上がると、そこには内藤さんの世界がありました。大きなガラスブロックが外壁となっているギャラリー内部は、とてもキラキラしていて、内藤さんのイメージにぴったりでした。初めはふんわり見ていたのですが、トーハクのことを思い出して、作品の展示場所が書いてある室内の地図を確認。そうすると、やっぱり見逃しているところがあるんですね。というか、これは図示されていないと、気がつかないのでは。それをまた探し出すのに一苦労。なるべくギャラリーの方には聞かないで自力で見つけ出したいのですが、人が聞いているのをこっそり又聞きしてしまったり。それでも小さな秘密を見つけて、何回も何回もキラッとさせたりして、楽しんできました。

トーハクもよかったけれど、私はエルメスもすごくよかった。元々ガラスブロックというものがとても好きなのもあって、すごく幸せでした。縁まで水が満たされたガラスの容器に黄色いバラが差してあって、その横に歪な球型の大理石かな?がありました。それを見るための場所も設えてあって、そこに座って、しばらくバラを見ていました。なんでもないことなんだけど、こうやって1日に一回でも静かにバラを見る時間があったらいいなと思いました。そういう場所は自分でも作れるんですよね。何も考えなくてもいいし、何かを思ってもいい。ただ、そこに水の満ちた容器にいけられたバラがあるだけで、特別な時間はあるんですね。トーハクはもう終了ですが、こちらは会期が長いので、また絶対に行こうと思います。あそこにキラリが待っている、と思うと楽しみになります。

そこから日本橋に行って、お友達の姪っ子さんの展示を見てきました。こちらは大変若々しくて、ものを作ることの喜びを感じました。すごく素敵でした。河野菜穂子さんという方の展示です。日本橋の中和ギャラリーというところで22日まで開催中です。

さて、それでは帰ります。いよいよまた三連休。といっても、そんなに忙しくはならないかなとたかを括っています。これが命取りになりませんように。準備は怠りなく。それではまた明日。おやすみなさい。