喫茶と読書 ひとつぶ

20240907

こんばんは。今日は久しぶりに暑さが戻ってきましたね。仕込みしてたら8時過ぎくらいからかな、暑くて暑くて。オーブンがすごいですね。低い位置に置いているのですが、足元からムウっと熱気が上がってきて。ここ何日か、仕込みは冷房なしでもできていたので、ああ、またか・・とちょっと嫌になりました。まだまだですね。

昨日か一昨日から、『南洋と私』という本を読んでいました。これは、サイパン、沖縄、八丈島で第二次世界大戦に巻き込まれた、と言っていいかわかりませんが、戦中を過ごした人たちの証言をまとめたものです。戦争に関しては、沖縄戦とか、東京大空襲、広島・長崎の原爆水爆など、いろんな話を聞いてきました。それでも、まだ全然知らないことってたくさんあったんだなと、この本を読んで思いました。第一次世界大戦で負けたドイツの植民地を日本がもらって、サイパンなどの島を統治しました。現地の人はチャモロ、カロリニアン。そこに日本人、沖縄人、朝鮮人。現地の人に日本語や日本の倫理観や生活習慣を教えていきます。今でもまだ、日本語を話せる人がいるし、日本の歌を歌える人がいる。後々の戦争のことを思うと、まだこの時は牧歌的で、色々な民族が混ざって街を作っている様は、そこに差別感情があったり、暴力などもあっただろうけど、人間と人間がまだ交わっている状態だったような感じがしました。

この本の読後、今度は『100分de名著 ロジェ・カイヨワ 戦争論』を読み始めました。これはNHKの番組のテキストに加筆したもののようです。近代国家による戦争というものの、意味合い、それまでの戦との違いなどが書かれていて、とてもわかりやすいし、面白いです。この番組もみ始めると結構面白いので、そのテキストならばさも、という感じです。まだ1章を読み終わったところですが、カイヨワに興味が出ています。

さて、それでは帰ります。また明日もよろしくお願いします。明日はお天気崩れるのでしょうか。おやすみなさい。