喫茶と読書 ひとつぶ

20200628

びっくりするくらい雨が降っていた。ざあざあと。今日はひとつぶにお友達が来てくれる。雨で申し訳ないなあと思いながら、準備をする。長い付き合いの人たち。同じ職場で働いていて、辞めてからも定期的に会っていた。コロナのことがあってなかなか会えず、、今日は久しぶり。複数の人がきて、ひとつぶの中で話をするというのは、もうこれが最後かもしれない。

ひとつぶの場所はちょっとわかりにくい。看板も道に出せないので、目立たないのだと思う。窓から見ていたら、傘が3つ、多分友達。下を覗き込んでいたら、通り過ぎて行った。慌てて階段を降りようとしたところに、電話。そうそう、上から見てた。不動産屋さんと居酒屋さんの間の階段を上がって。しばらくすると、賑やかな笑い声が聞こえてきて、みんなが来てくれた。

タイミングが悪くて、会社を辞めたことも言っていなかったので、本当にびっくりしたよーと言われる。いつからお店やろうと思っていたの?お菓子とか作るの好きだったの?とか、質問がいろいろ。静かなひとつぶが楽しそうな空気になる。家みたいでくつろげる、いいね、とみんな言ってくれて本当に嬉しかった。時間を忘れちゃうわね、寝ちゃいそう。どれもとても嬉しい。ビスコッティとチーズやナッツの盛り合わせ、ワインとビールを試食してもらって、いろんな意見を聞いて。ありがとう。

本当はランチに行こうということだったけれど、私はあまりにも準備に気が取られているので、今日はキャンセルにさせてもらった。落ち着いてご飯を食べたりできないのだ。このところ、食事が変な感じになっている。

せっかくのランチをお断りしたので、頑張って食器を全部洗う。洗う、干す。ひとつぶのように小さな店でも意外とたくさんある。これ、大きな店のオープンの時は、戦争なんだろうな。明日は食材を仕入れて、掃除をしよう。雑巾掛けしよう。

みんなが植物を持って来てくれた。南国調でとてもきれい。みんなありがとう!