喫茶と読書 ひとつぶ

20210507

こんばんは!昨日は楽しく休みました。命の洗濯、とは母がよく言っていた言葉。

明けて今日。びっくりするくらい天気悪かったですね。ひとつぶも静かな一日でした。本を読んだり、試作をしたり。

この間図書館から借りてきた本、よく考えたら2週間の貸し出し期間なので、いろいろ積読はあるものの、こちらが優先。読み始めました。まずは『最後にして最初の人類』。まだ読み始めたところですが、思ったより面白い。ちょっと難しそうかなと思っていましたが、そうでもないかも。未来の人類が現代の人類を使って(乗っ取って?)未来の地球の年代記を記している、という設定のようです。

本の初めに「はしがき」とあって、その日付が1930年。第二次世界大戦直前という感じでしょうか。そこから、未来に起こるであろうことが書かれていくのですが、2021年というまさに未来からそれを読んでいるわけで、書かれていることはもちろん実際に起きたこととは違っているのですが、イギリスとフランス、ロシアとドイツ、アメリカとヨーロッパ、アメリカと中国、といった関係が描かれていて、そう外れてもいないかもというところもあります。その目で見ると、日本など、本当にちっぽけな国なんだなという感じはあります。まだ本当に読み始めのところなので、ここからが楽しみです。

作者は多分イギリスの人なのですが、イギリス、フランス、イタリア、ドイツ、それぞれの民族の特徴などが描かれているのも面白い。私の子供の世代だと、ちょっと実感ないかもしれませんが、アメリカより、ヨーロッパの方が格上だった時ってあったんですよね。アメリカがまだ、青年の国だったような感じ。経済の中心はもうアメリカに移っていたけれど、文化はまだまだヨーロッパだった。そんなだったよなあと、思ったりしました。

本日は天候の悪い中、ご来店いただいたお客様、どうもありがとうございました。ゆっくり過ごしていただけたでしょうか。個人的には雨の日のひとつぶは趣があると思っています。皆様もぜひ、次の雨の日にはいらしてみてくださいね。それではまた明日。おやすみなさい。