喫茶と読書 ひとつぶ

20210404

お客様が集中して読書されていると、私もつられて集中してしまいます。そして良い時間が流れてきます。ありがとうございます。

今日はオルガトカルチュクの『逃亡派』を読みました。始まりの「動いている何かは止まっている何かよりすばらしい」というところで、共感。「逃亡派」というだけあって、移動とか旅の話がたくさん。そして、断片の積み重ねることでしか、全体は語れない、というところもあって、それはトカルチュクの作品を表現しているのかなと思いました。そのほかに人体標本の話も結構あったのですが、これがどういう風に関連しているのかな。ちょっと理解できていません。

移動することというのはとても魅力的です。旅をしたい、と思うことがあります。椎名林檎が前に、旅をして、その土地土地で歌を歌って、投げ銭もらって生きていけたらそれでいい、というようなことを言っていました。かっこいい!と思いました。そう思ったら、旅芸人の家に生まれた子供の話とかも、なんだかかわいそうという気持ちで見ていましたが、そんな面だけではないのかなと思えました。私も生まれ変わったら、旅をする仕事をしたいなあ。だから、キッチンカーっていいですね。ちょっと羨ましいです。

本日ご来店いただいた皆様、ありがとうございました。雨は意外と遅かったですね。明日の朝までこの雨は続くみたいです。そして、いまもそうですが、寒い。最後の灯油でストーブをつけています。あしたの昼間も寒そうですね。それではまたあした。おやすみなさい。