喫茶と読書 ひとつぶ

20210325

今日お客様とお話ししていたのですが、書籍の税込価格表示の義務化によって、絶版になる本が出てくるのではないか、ということを本屋さんが言っていたそうです。少し前に、このブログでも話題にしたことがあった気がしますが、書籍の税込価格表示って、本当に意味がないと思います。確かに、レジに持って行った時に、あれ?って思うこともありますが、税抜価格ということは明示してあるわけですから、問題ないですよね。

今まで税抜で表示してあったのは、過渡的措置だったみたいです。税込の価格を表示するということになると、今のカバーを刷り直さないといけません。最低でもシールなどを貼る必要があるのです。流通している本、倉庫にある本、それ全部にシールを貼るということが現実的なこととは思えません。書店がやるにしても、出版社がやるにしても。そのことによって、利益を得る人は誰もいないと思うのです。

以前に消費税が導入された時に、やはり価格の表示の問題で、出版社に負担がのしかかり、たくさんのタイトルが絶版になったということがあります。今回も、手に入らなくなる本がたくさん出てくるのではないかということです。

なぜこんなにどうでもいいことが実施されるのでしょう。もっと他にやることあるんじゃないかと思ってしまいます。PCR検査とか?

さて、本日ご来店いただいた皆様、どうもありがとうございました。今日は急に雨が降ってきて、びっくりしました。あ、そういえば、傘のお忘れ物がございます。今日1本、この間の雨の時に紫の傘1本、去年紺の傘1本。こちらで保管していますので、いつでも取りに来てくださいね。その他にリップクリームもお忘れ物で保管しています。

それではまた明日。お休みなさい。