喫茶と読書 ひとつぶ

20210215

ものすごい風雨でした。お客様が早い時間に終わってしまって、一人で『侍女の物語』を読んでいました。嵐の音が物語のダークな世界観とマッチして、ぐんぐん読み進めていました。ふと気がつくと夕焼けが欅の幹を照らしていました。美しい。まだこの世界は美しいですね。あとでインスタを見たら、なんと虹が出ていたということです!見逃した。見たかった。

そうです。マーガレット・アトウッド『侍女の物語』読み始めました。ものすごく面白いです。もっと早く読めばよかったと思いました。何回も手にとっては置いて、を繰り返していたのです。鬱々として、救いは今の所ありません。でも、その世界観、色彩感、素晴らしいです。これ確かドラマになっていましたよね?恥ずかしながら私、一時期シャーロックにハマっていました。(別に恥ずかしがることではないか)ベネ様に夢中で、シャーロックがドラマの賞にノミネートされていて、その時に受賞したのが『侍女の物語』だったと記憶しています。当時はSFとは知らず、時代ものだと思っていて、あまり関心を持っていませんでした。ドラマ、見てみたいですね。でもまずは本を読んでから。

その前に読んでいたのは『バロック音楽』磯山先生の本です。これはとても勉強になりました。バッハがバロック、というのは知っていたし、ハイドン、ヴィヴァルディまでは知っていましたが、そのほかの人は全然知らなかった。そして、オペラの位置付けとか、イギリス、フランス、イタリア、ドイツなどの国によっての事情の違いなど、知らないことだらけで面白かったです。ヨーロッパの歴史というのは、私はあんまりちゃんと学んだことがないのです。(そのほかの地域もそんなに知っているわけではないです)いつもはまとめてヨーロッパといってしまうけど、北と南ではキリスト教の宗派も異なっていたりするんですね。

さて、本日足元の悪い中、ご来店くださった皆様、本当にありがとうございました。明日は定休日となります。今日は早仕舞いです。これで帰ります。ブログは明日も更新予定。それではまた明日。