喫茶と読書 ひとつぶ

20251222

こんばんは!今日は寒くなるかと思ったら、意外とそうでもないな、と感じていたのですが、お客様は夜になって少し寒かったかもしれません。気がつかなくてすみません!今日はストーブを結局つけなかったのです。開店当初はつけたのですが、お客様がいらっしゃらなくて、いらっしゃったらつけようかな、と思っているうちに忘れていました。すみません!キッチンにいると、わからなくなってくるんですよね。なんか暑いような寒いような。

さて、明日は青山ブックセンターに行ってきます。清水裕貴さんのトークイベントです。楽しみです!この間買ったカタログも持っていこう。本当は青山ブックセンターで買った方が良かったのかもしれないけど、あの時は早く欲しくて買ってしまったのです。予習しておこう。

話が前後しますが、今日は前半がすごく静かだったので、ちょっと本を読めました。昨日まで、難しめの本を読んでいたのですが、なんだか進まないので、他の本に手を出してしまいました。それは松村圭一郎先生の『海をこえて 人の移動をめぐる物語』という本です。読み始めたらすごく面白くて、なんでもっと早く読まなかったんだろう、と自分を責めました。松村先生の本は出たら絶対買う、と決めているのですが、この前のエッセイの本は買わなくて、それでなんとなく勢いが削がれていたのです。この本も買ったのも結構遅めだったし、なかなか手が出ませんでした。それは私がバカでした。まだ全然途中なので、なんともわからないのですが、今までの本の中で一番面白いかもしれない、とさえ思っています。エチオピアの女性が中近東へ出稼ぎに行く話、松村先生がフランスで1年間過ごした話。そして私たちは通常「定住」しているところから「移動」を見てしまう、ということ。これはとても面白い指摘です。実は常に「移動」というものが付き纏っているのに、なぜか人は「定住」が基本だと思っているのですね。今、三分の一くらいを読んでこの辺です。

親の仕事で、私は何回か引っ越しをして、そんなに回数は多くはないと思うのですが、なんとなく自分は根無草である、という意識がとてもあるのです。でも、柏に引っ越してきてからはどこにも動いていないので、ここに根を張ればいいのですが、身についた根無草意識というのは、なかなか抜けないものなのかもしれません。それでも、この本を読んでいると、自分は日本、関東、というところから全く出ていない井の中の蛙なのだ、という気持ちになります。とても新鮮な気持ちです。先が読みたい。

さて、そして今年最後のメニューです。カレーはキーマカレー、スープは参鶏湯風スープ、おやつはプリンとスコーンはもちろんあります。今迷っているのは、もう一度ブラウニーをやるのか、ビクトリアケーキにするか、というところです。ちょっとまだ迷わせてください。ピスタチオのバタークリームをビクトリアケーキに挟みたくなってきたのです。急に思いつきだけど。木曜日のSNSでお知らせしますね。それでは帰ります。おやすみなさい。