喫茶と読書 ひとつぶ

20241107

こんばんは!今日は寒かったですね。ひとつぶも夕方からエアコンを入れました。明日はさらに寒いとか。ストーブも出さないといけないですね。でも11日から暖かくなるんでしょう?一体どうなっているのだー!

さて、お休みの火曜日は私、出かけませんでした!買い出しに行ったり、店内ちょっと掃除したり。それはなぜかと言いますと、水曜日の午後に出かけたかったからです!あ、結局遊んでんじゃん、ということですね。まあそうですね。月曜日が祝日だったため、行きたい美術館が火曜日休みになり、そのほかその近くの行きたかったところも火曜休みだったので、思い切ってできることは火曜日にやり、水曜日は早起きして仕込みをして、午後から出かけました。

行きたかったところというのは、アーティゾン美術館です。意外なことに(?)まだ行ったことがなかったのです。今やっている展覧会は毛利悠子さんの『ピュシスについて』というものです。ワンフロアで、思ったより小規模でしたが、充分楽しい展覧会でした。フロアの作り方が、夏の海みたいで、すごくよかったです。帰る時に振り返ったら、人がたくさんいて、本当に海みたいでした。

作品は何かで発電した電気を使って、小さなはたきを動かしたり、ブラインドをかちゃっと言わせたり、スキャナーを動かしたり、というような仕掛けだと思います。と思います、というのは、結構長い間眺めていたのですが、どういう仕組みなのかあまりわからなかったのと、動くものがもっとありそうなのに、動かなかったりしたので、何か私が見落としているのかもしれない、と思っているからです。

それぞれの作品は石橋財団が所蔵する作品からインスピレーションを得たもののようで、クレーだったり、コーネルだったりで、その元の作品も展示されていて、そちらもよかったです。その中に、デュシャンの大ガラスもあって、大ガラスのモチーフを見ると、それだけで楽しい気分になってしまいます。デュシャンのタイトルが長いので省略しますが、「トランクの箱」という作品がガラスの中に展示されていました。これは、デュシャンの作品のミニチュアの詰め合わせです。あの、トイレ『泉』もあります。すごく可愛くて、私は心からあれが欲しいです。石橋財団いいなあ。

そのあとは、二つほどギャラリーを回りました。京橋界隈はアートフェスみたいなものをやっているようでした。鬼滅の展覧会もやっているみたいで、そこは人が並んでいました。外国の人もたくさん。人気ありますね。

二つ回ったギャラリーの二つ目はリクルートのビルに入っているBUGというギャラリーです。こちらで吉田志穂さんの『印刷と幽霊』という個展をやっていました。この方の個展は前にも見に行ったことがあって、その時は作品よりも、そのコンセプトが面白かったのですが、今回は作品もとても良くて、印刷と写真の、機械であるはずなのに、ゴーストを生み出してしまう、というコンセプトが作品にも感じられました。

そこから、前回お気に入りになった丸善丸の内店に向かい、私としたことが、ちょっとした爆買いをしてしまいました。いや、そんなに爆買いではないんだけど、私にしたら爆買いだった。気になっていた写真集を見つけてしまったことと、ハンガンさんの本を売っていたので、予定のものにプラスしてしまったので、そんなことになりました。『少年が来る』も売っていたのだけど、そちらは諦めて、『すべての、白いものたちの』の単行本を買いました。これは文庫で持っているのですが、単行本は白い紙を何バージョンか使っていて、それがとても美しい本だと聞いていたからです。

この日は回った美術館も、買った本も、すべて大満足でした。しかも前日にたっぷり休んだからなのか、家に帰るまで全く疲れを感じなくて、すごく健康な1日でした。

丸善の3階で、1時間1,650円のラウンジで休みました。本を買うと割引券をくれるので、1,150円くらいになります。飲み物が飲み放題で、チョコもあります。そんなに混んでいなくて、ゆったりしていい時間でした。買った本を少し読んで、東京駅を出入りする電車を眺めて、コーヒーを飲んでチョコを食べてきました。皆様も、丸善丸の内店で本を買ったらぜひお試しください。

さて、それでは帰ります。また明日もよろしくお願いします。今週は日曜日がお休みです。ご迷惑をおかけします。おやすみなさい!