喫茶と読書 ひとつぶ

20241017

こんばんは!今日は蒸し暑かったですね。ちょっと火を使うと、汗が出てきてびっくりしました。

さて、なんと火曜日に箱根の彫刻の森美術館に行ってきました。舟越桂さんの展覧会のレビューを見ていたら、やっぱり行きたくなって。きっとそのうちに回顧展もあると思うのですが、今回の展覧会では作家の部屋というのもあって、それは見てみたいなあと思ったのです。

彫刻の森美術館にはいろんな行き方があって、普通に検索すると、小田原からバスというのが出てくるのですが、このバスが結構長い時間乗るみたいで、山道だろうし、酔ってしまいそうだし、しかもバス停からちょっと歩くみたい、ということで、他の行き方を探してみました。HPでは、箱根鉄道を使う行き方が出てきます。Googleマップでこれを出すには、安いルートを最優先にする、という方法でした。とりあえず、往路はこれで行くことにしました。3時間とちょっと。常磐線や東海道線でそれぞれ遅れとかもあったけれど、奇跡的にうまくすり抜けて、無事に箱根鉄道に乗ることができました。箱根湯本から彫刻の森美術館駅まではスイッチバックをする、あの登山電車。前に箱根本箱に行った時に乗りました。かなり混んでいて、インバウンドの人でいっぱい。荷物も大きい。

彫刻の森について、入り口からすぐの展覧会会場へ。入ってすぐ順路に従って右に行くと、もうそこに作家の部屋がありました。一つ一つ、魂が込められているようで、とても素敵でした。生前のインタビューも映像で流れていました。しかし、結構周りがざわざわしていて、音量が小さいため、何を言っているのか聞こえませんでした。ここで、いつもの美術館の感じと、なんだか違うな、ということを感じました。その違和感の正体は、ここは美術を鑑賞しにきている人だけではない、ということでした。箱根の温泉に来て、チェックインまでの時間、あるいはチェックアウト後の時間を過ごすための施設でもあるんですね。そのこと自体は否定しないけれど、せっかくの展覧会だったので、もう少し良い環境で見たかった気がします。会場はそれほど広くなくて、最後まで雑然とした感じがしました。作品はやっぱりすごくて、来て良かったとは思いましたが、この展覧会だけ、少し別料金をとってもいいくらいな感じがしました。

会場を出て、少し外も歩こうかなと思ったのですが、帰りの時間なども気になって、すぐ帰ってしまいました。だから最初の広場のところしか、作品は見ていないのです。往復7時間、滞在1時間半、という変な1日を過ごしてしまいました。でも、空気も良かったし、作品はすごく良かったし、行って正解だった、ということにします!どこかきちんとした美術館で、回顧展見たいです。

今思うと、展示の仕方も割と緩くて、もちろん触るのはダメですが、結構近くまで行けて、後ろにも回り込めて、作品の背後に立って、その作品の視線の先を見ることができました。これは割とスリリングな気持ちでした。盗み見しているような感じ。

帰りはロマンスカーで町田まで帰ってきました。ところがその後、電車にうまく乗れず、ものすごく長い時間をかけて帰ってきました。小田急線のアナウンスが小さくて、聞こえないんですよ。私の耳が遠いのかな?結構長い時間各駅停車に乗ってしまいました。でも、あのまま乗り続けていたら、さらに倍の時間がかかってしまったかも。こんなに長い時間電車に乗ったのは久しぶりかもしれません。本も読んだけど、ほとんどの時間は寝ていました。

さて、それでは帰ります。明日は雨?なんでしょうか。蒸し暑さは続くのかな。困ったものですね。それではまた明日。おやすみなさい。