喫茶と読書 ひとつぶ

20240908

こんばんは。今日は静かな1日でした。どうなることやらでしたが、なんとか体面は保ったって感じでしょうか?(体面って?ですね)とりあえず、今週は明日で終わりだと思うと、ちょっとホッとしたりしています。

友達が今、アメリカの西海岸の方に旅行をしているみたいで、facebookで美術館でロスコを見たとありました。文章に川村美術館のロスコルームの貴重さを改めて再認識したということが書いてあって、そうだよね・・・とまた思いました。

こういう事態になって、初めて知ったのですが、レンブラントをあんなふうに見られるなんて、すごく貴重なんですね。あんなふうにというのは、割と近くで、いつ行っても見られるし、人混みもないし。そんなこととは知らず、いつも、こんにちは帽子のおじさん、くらいな感じで通り過ぎていました。よく見ると、すごいんですけどね。でも私、ああいう凄さってなんて思ったらいいのかわからなくて。あの平面の中に光と影がのっかっているのが、何を見ているのかわからなくなってしまうんですよね。うーん。抽象画の方が、かえってメッセージがある気がして、人間らしいと思うんですよね。

ああ、もうわからないこと書いてしまってすみません。そんな感じなので、私にとって、川村美術館はものすごく大事な場所だったのです。20世紀以降の美術を常設で、ゆったり見られたのはとても貴重な経験だった。知らないアーティストもたくさん教えてもらったし。この間行った時、エンツォ・クッキだったかな?黄色くて長い絵がなくなっていた。あ、変わったとか、美術館で思うことってなかったんですよね。ほとんど企画展にしか行かなかったから。あれだけ常設のものを何回も見た美術館は初めてでした。

何事も永遠ではないですね。川村美術館はもちろん、良い方向で、できれば現状維持で残って欲しいけど、好きな店、好きな場所、好きな本。どれもいつまでもあるものではないんですよね。ひとつぶも4年経ったけど、お店もどんどん変わっているし、お客様もいらっしゃらなくなってしまった方もいたり、初めてのお客様もいたり、時間は流れていくんですよね。

さて、それでは帰ります。今日は結局雨は降らなかったですね。よかったよかった。おやすみなさい。