喫茶と読書 ひとつぶ

20240906

こんばんは。昨日、今日となんとなく凪いでいるひとつぶです。先週がすごすぎたっていう話ですが、今週はややのんびりムードです。明日の仕込みをどのくらいにするか、決心がつかなくて、過去2ヶ月ほどのデータを眺めていました。すると、幅はあるものの、結構安定しているんですね。もちろん日によって週によって凸凹はありますが、だいたいこのくらいにおさまっている、という数字が見えてきました。久しぶりにこういうことしました。ときには大事ですね。もう少し、分析を進めていこうかと思います。そうすることによって、仕込みの方法とかを少し効果的にできるようになるかもしれません。

データといえば、こちらも大切なところです。そう、原価です。正直言って、最近あまりいい感じではありません。決して贅沢な原料を使っているわけでもなく、大量な廃棄もなく、それでもじわりじわりと減価率が上がっています。先月はお米も値段が上がったし、長野から送ってもらったりしているしで、よろしくないです。メープルシロップやクリームチーズ、砂糖なども上がっていますね。これも少し考えた方が良さそうです。たまにしか発注しないので、気がつきにくいけど、スパイス類も上がっているんですよね。まとめて買うと、びっくりするような額になっていたりします。

Xだったか、ネットニュースだったかで、米農家の方が、「儲けなんか全然出ない。とんとんになればいい方」というようなことを言っていました。なんかこれ、本屋さんのコメントでも聞いたことがあって、そして自分のお店もそれに近かったりします。となると、新しい設備を買ったり、チャレンジングなことをしたりということが不可能ということになります。今ある設備でなんとかやっていく。でも、設備も消耗品だから、やがては廃業するしかなくなっちゃう。初期投資を回収できないままそれを食い潰していく。もしも、日本のあちこちでこんなことが起こったら、10年先、15年先って、どうなってしまうんだろうと思います。

さて、それでは帰ります。マルサン堂さんのパンがないので、私の食生活がちょっと寂しいです。それではまた明日。おやすみなさい。