喫茶と読書 ひとつぶ

20230817

今日もなかなか忙しい1日でした。ありがとうございます。夏休みが終わった方、まだ最後の数日の方が混ざっているみたいですね。

昨日紀伊國屋でユリイカを買いました。この間行った時にも買おうかなと思ったんですが、他に買いたいものもあったので、ちょっと躊躇してしまったのです。特集は「小田久郎と現代詩の時代」です。

小田久郎さんというのは、思潮社という出版社を創業された方です。高校3年生の時に伊藤比呂美さんの『青梅』に衝撃を受け、現代詩手帖を読み始めた私にとって、思潮社という出版社は詩壇(というものがあるとして)の中心であり、頂上にあるものでした。中学生の時に憧れていた「ぽると・ぱろうる」というお店が、思潮社が作ったお店というのも当時は知りませんでした。大学に入って、そのお店がアルバイトを募集しているのを知り、応募して採用となりました。それから、現代詩というのは私の生活の中心となっていきました。

今思うと、世間ではどのくらい現代詩の世界というのが認知されていたのだろう、と思います。でも、私にとってはあの頃、現代詩はすごく輝いていて、次から次へと読みたくなる詩集が刊行されていた時代でした。私がそこから離れてしまったのは、大学を卒業する頃。そのあとはもうずっと詩も読んでいなくて、現代詩手帖も見ていません。手に取ることはあるのですが、そこに足を踏み入れることができずにいます。

今パラパラとユリイカをめくると、どちらかというと私が知っているより前の時代の記事が多いのかもしれません。荒川洋治さんの文章にぱろうるが出てきました。小田久郎さんのことは、私はあまり知らないし、もちろんお会いしたこともありません。でも、あの美しいお店を作ってくださったこと、私の10代から20代の数年間に素晴らしい詩集や詩人に出会わせてくださったことには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

それでは今日は帰ります。また明日もよろしくお願いします。おやすみなさい。