喫茶と読書 ひとつぶ

20200604

ひとつぶにグリーンを置こうか。そんなことを思って近くのショッピングセンターへ。イメージはオリーブ。昔から、あの緑銀みたいな葉っぱが憧れだった。いくつか鉢があって、よさそう。ただ、置くところを少し考え中で、本の埋まり具合でそれが決まる。もう少し本を運ばないと、全体の収納の感じがわからない。ので保留。帰り際もう一度見たら、葉の色が木によって少しづつ違うような気がした。なるべく銀色っぽい方がいいなあ。

本屋さんものぞく。緊急宣言中は本屋に行けなくて、とても寂しかった。本は買おうと思えば本屋さんのサイトだったりamazonで買えるのだけど、本屋をのぞく、というのは本を買いに行くのとは違うのだ。棚の間をうろついて、いろんな本から発して来る呼吸のようなものを頭の中に吸い込むことだ。本棚をざあっと見渡して、そこから気になる1冊を取り出して、パラパラめくったり、活字や写真や絵や紙そのものを楽しむことだ。その後、うわ、どうしよう、これも欲しいし、あれも買いたい、選べない、どうしよう、何冊、いくらまで、雑誌は買っておかないとなくなるし・・・そんなことを悩み続け、決断してレジへ持って行く。広い書店やセレクトの良い書店に行くと、選択肢が多くなって苦労する。でも、だいたいどんな本屋でもハッとする1冊というのは必ずあるもので、本屋は魔界だなあと思う。

買い物を済ませて外に出ると、日差しは夏。ものすごい日差し。ひとつぶが開店するのは、1年で一番暑い時期になるなあ。アイスものの作り方をもう一度おさらいしなくては。自分でやってみて、世の中の飲食店の方々が普通にアイスコーヒーとかアイスティーとか作っていらっしゃることが、すごいことだなと思う。淹れ方もいろいろあるし、グラスの種類もたくさんある、そういう中でチョイスしながら出してくれている。店をやる準備をしながら思ったことがある。店を営むということは決断の連続である。